2008年01月08日

六本木で秘書 - 事務所で同窓生に会う。

お正月休みボケが覚めやらず、ほけーっとしている私に「お茶だし手伝って〜。」とHさんが声をかけてきた。
ほい来た!とばかりに会議室へ入ると、そこには知った顔が…。
大学時代吹奏楽部で一緒にサックスを吹いていたS君らしき人。彼は他のクライアントと話をしていたので、そのまま会議室を後にし、会議終了後に弁護士A.M.に聞いてみた。

A.M.も驚き、「へー、じゃあ、Sくーん!って話しかければよかったじゃん。」(←外国人の日本語、やたらこなれている。)

S君はT大法学部卒のエリートで卒業後は当時大手都銀だったS銀行に就職した。S銀行がUになり、Mになり、出向か異動かは知らないが某M商事の法務として事務所にやってきたそうだ。

片や大手商社のエリート、片やお茶だしレディ。うーん。まあ、そもそも大学時代から片やピン学部、片やキリ学部、っていう差はあったんだけど。
全然動揺しなかったって言ったらうそになる。でも私が卒業して初めに就職したJ公庫は、たとえ病気にならずに今も勤め続けていたとしても、何年も前から学ぶものは何もなかっただろう(っていうか、公庫廃止らしいし、あ、もう無い?)。だからどうあがいてもS君レベルにはなれなかったに違いない。

「過去のことはあれこれ悩まない」、というのはつい忘れがちだが心がけていることである。

私には私の人生がある。きっと。
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2007年12月26日

六本木で秘書 - 慶応大学通信教育課程。

さて、昨日の続き。タイトルの「I shall rise again.」は大学生のときに聴いた、吹奏楽曲の題名である。邦題、「復活」。

shallは強い意志を表す、と習ったことを覚えている。でも確か、大学受験までの英語でshallを使う機会はあまりなかったはず。でもその曲のタイトルを知ったとき、「私は必ず復活する。」という強い意志を感じたのである。

Blogを再開するに当たり、タイトルはこれにしようと、ずいぶん前から考えていた。今の私にぴったりの、I shall rise again.


3年ほど前に1年間法科大学院に通っていた。うつ病がひどく社会人を続けられず、あわてて選んだ別の道。同じ志を持つ友達ができ、出席できた授業は楽しかった。しかし、いかんせん、うつ病が一番激しかったころである。毎日は授業に出席できない。試験も受けられない。学費は高い。留年はできない。辞めるしかなかった。

それでも法曹界への夢は捨てられずにいる。

慶応大学通信教育課程法学部甲類。

今持っている学生証である。今年の10月に学士入学した。入学時は書類選考のみ。多分誰でも入れる。でも無事学士を取得できるのは何パーセント?大学側は卒業率を公表していない。

私も10月に教材をもらってから、同時期に今の事務所で働き始めたこともあって、ほとんど何もできずに1/4年過ぎてしまった。
通信教育課程の形式はこうだ。各学期(前期、後期)の始まりにテキストが送られてくる、あるいは市販テキストが指定される。同時に2年分のレポート課題が送られてくる。私たちは(多分)年4回ある試験に向かって、独学する。試験前にレポート提出。これが受験資格。レポートで合格して、試験に合格して、初めて単位取得となる。

勉強方法を模索していたこともあり、12月上旬のレポート締め切りには一つも間に合わなかった。あきらめて、1月の試験では仮認定となっている英語のみ6単位取得を目指す。
まあ、トランスレーターを目指す身にはこんなところでこけてはいられないのだけど。

並行して、次のレポート締め切りに向け、勉強を始める。私的な考えではあるが、憲法はすべての法律の基本、だからまずやる。民法は今いるような渉外法律事務所では知っていて当たり前。翻訳にも必要な知識。たしか総則と物権法と債権法に分かれていたと思う。(債権各論と債権総論も分かれていたか?) これも全部とるぞ。あとは英米法は知っているべきだろうし…。考えるのは無料(ただ)だから。

最短在学期間の2年半で卒業するのはすでに無理ぽであるが、3年で卒業はまだ射程範囲内。

頑張れ私。
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2007年12月25日

I shall rise again.

毎月12日になるたびに、「今日こそはBlogを再開しよう。」と思いつつ、とうとう今日になってしまった。

Happy Christmas!!

2007年のクリスマス当日である。
今、六本木一丁目の泉ガーデンタワーの34階のオフィスにいる。Allen & Overy という、英国系の外国法共同事業法律事務所である、
クリスマス当日で、外国人の多いこのオフィスでは、弁護士はほぼ全員帰宅してしまい、特にすることもないまま、22時までの終業時間を待ちつつ、これを書いている。

いろいろあった。

7月まで勤めた、とても居心地のよかった弁護士事務所を辞めた。腰痛の悪化と、それに伴ううつ病の悪化で出勤できなくなった。残念だった。念願のパラリーガルの業務も、翻訳の業務もやらせてもらえたのに。結局迷惑をかけただけで終わってしまった。

9月、同居人のお母さんががんで亡くなった。2月に腫瘍が見つかってから半年、あっという間のことだった。夜中に病院に駆けつけ、見送った。彼のお父さんも去年亡くなっている。言葉もなかった。

10月、ナイトセクレタリーの職を探す。あまり求人がなく、焦る。やっと一つ見つかる。求人票では英文タイプの速さが求められており、だめもとでチャレンジするも、合格。一ヶ月の研修期間は通常の秘書と同様、朝からの出勤が必要で、苦労する。

11月、無事にナイトシフト(このオフィスではイブニングセクレタリーという)に移行。

そして現在へ。。。

私はかなり変わったと思う。
前向きになった。日本人より外国人が多く、公用語が英語のオフィスで、はじめは英語で話しかけられたり、英語の電話を取るたびにびくびくしていたが、最近は落ち着いた。他のイブニングセクレタリー二人の英語のおしゃべりには加われないものの、弁護士に話しかけられそうになるたびにドキッとすることはなくなった。

代わりに目標が明確になった。
リーガルトランスレーター。
仕事がないときには英語のハンドライティングを読んだり、英文契約書などの翻訳の練習をしていたのだが、法律、金融、英語、どの面をとっても知識が足りない。
今までの私だったら「やっぱり私はだめ…。」とうつむいていただろう。もう違う。知識が足りないのなら勉強すればいい。歳なんて関係ない、頑張れば報われる。

気持ちを明るくするために、いろいろなことを試すようになった。
雑誌でアイメイクの記事を見て、試してみる。上まぶたと下まぶたでシャドウの色を代え、どのくらい「自分で自分を綺麗だと思えるか」試してみる。
ヘアアクセサリーにも興味を持つようになった。雑誌で見たヘアメイクを試してみる。
お財布も、横浜で一目ぼれした、Samantha Thavasa Petit Choice のかわいらしいものを購入。800円のお財布が一気に20倍のお財布になった。
友達にいろいろなプレゼントを考えたり、ライブをラストまで楽しんで、思い切ってタクシーを使って帰ってきたりと、お金の使い方はちょっと大胆になったけど、その分できることが増えた気がする。

きっと私は変わる。
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2007年07月11日

丸ビルで秘書 - 新人ちゃんがやってきた。

6/21の日記で書いたとおり、引き継ぐ予定だった秘書さんがいなくなり、早3週間。

その間期限付きのパラリーガルの業務があり、腰痛が再発し、と苦難続きだった私に朗報が。
新しい秘書さんが入ってきたのである。

eさん。おっとりした、お嬢さんぽい女の子である。
IT関連の講習を終えた彼女に早速仕事を引き継ぐ(というか、押しつける?)。
大量の未処理メールのプリントアウトを手渡し、とりあえず、必要なものと不必要なものに仕分けするお仕事をしてもらう。

その間、私は勉強会の準備。結局引き受けることにしたのである。
せめてまともな配付資料を作ろうと、PowerPoint相手に頭をひねる。
(四苦八苦と書きそうになったが、ソフトに関しては四苦八苦しないたちなもので・・・。)
いつか弁護士が健康食品の輸入の相談を受けたときなどに参考にできるよう願いつつ、法令、告示、通達等はタイトルや発番をきちんと入れておく。

且つ、笑いが取れるように・・・。
というのも変な話であるが、法的分野だけで勝負しても弁護士にかなうわけがない。
幸い、ほとんどの弁護士が健康食品の実務はやっていないようである。
なるべく直感的にわかりやすく、具体的に、と頭をひねってみた。

どうなることか、金曜日のBlogを乞うご期待。
eさん、お手伝いありがとう!
ラベル:丸ビル 秘書
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2007年07月09日

丸ビルで秘書 - 勉強会のオーダー

整形外科の医師に「リハビリを受けなさい。」と言われ、今週は朝一で病院に行き、事務所には遅れていく許可をもらった。

月曜日は毎週調子が悪い。朝ぼけーっとしていたら、病院の診察時間になってしまった。
あわてて病院へ行き、リハビリを受ける。
背骨の牽引をして電気刺激で筋肉をほぐす。

月曜日とあって病院は混んでおり、予定よりも遅くなってしまったと焦って事務所へ行く(焦るものの、腰が痛くていまいちスピードは出ない、なさけない)。

パラリーガルのお仕事が一段落していたので、半月ほどお留守になっていた秘書のお仕事、メインファイル作りに取りかかる。

改めて思う。「ためると大変・・・。」


そんな中、N先生の秘書、sちゃんがやってきた。
「marimariさん〜。勉強会です〜。」

はあ?

事務所では毎週金曜日、お昼休みに30分の勉強会が開かれる。弁護士やパラさんが持ち回りで発表をする。
秘書は出欠自由であるが、私は好奇心から毎回出席していた。

その勉強会で、掛け持ちパラの初仕事、健康食品をめぐる法令等について発表をしなさいとのオーダーである。

とりあえず、唖然とする。
そして考えてみる。

人前で話すのは嫌いではない。
大学院時代に英語で30分プレゼンをしたこともあるし、初めの仕事では何度も講師を務めた。3時間くらいの長〜い研修会の講師もやったこともある。

でも今回のaudienceは弁護士だ。それも弁護士の中の弁護士、っていうくらい優秀な先生ばっかりだ。

そんな先生たちの大事な時間を使って私などが発表していいのでしょうか???

指導をしてくださったNI先生に相談する。
「いい機会じゃないですか。プレゼンの勉強になりますよ。」と明るいメールが返ってくる。
残業が発生するかもしれないのでOAさんに相談する。
「無理はしない方がいいよ。僕からN先生に言うから、君からもできないと言いなさい。」と忠告が返ってくる。

悩む・・・。

できることなら良いプレゼンをして、今後のパラの仕事につなげたい。
でもできるのか、私に? 悪いプレゼンをしたら印象を落とすことにならないか?

今日は弟夫婦と同居人と一緒に丸の内オアゾでお食事会だ。
とりあえず、一日考えてみよう、と複雑な心境で事務所をあとにした。
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2007年06月22日

丸ビルで秘書 - テレカン3回。

さて、パラリーガル二つめのお仕事は、???、である。
なぜ???かというと、今日まで何をしなくてはならないか、全然わからなくて、NI先生に「雲をつかむような感じなんですけど・・・。」と言っても「僕もそうですよ。」と言われて、困っていたからである。

???は結局「日本の2005年の薬事法の改正の概要が知りたい、それと医薬品等で副作用が出たときの対応、行政からのペナルティーについても。」と言うことだったらしいんだけど。

んで、結論から言うと、6月中でと言われて、まだ形になるものは何にもできていないのが現状なんだけど。

その案件の関係で今週やっていたのはブリュッセルから来ていたリサーチ依頼(当然英語)を読んで、薬事法を見てみて、医薬業界の雑誌に目を通す。

それと、テレカン3回。

テレカン=telephone conference=電話会議。

電話会議というと聞こえはいいが、ブリュッセルとUSと北京と東京のオフィスを結んで行うのだから、使用言語は当然Englishである。

前にも書いたが私は履歴書上英語ができるように見えるが、留学経験もないし、長期滞在経験もないし、実務で使ったこともわずかである。

「弁護士同士の英語会議の内容がわかるわけないよ〜。」、という心の訴えにもかかわらず、NI先生からは無情にも「僕の部屋でやりますから。」と言うお言葉。はい。

時差があるので会議は勤務終了時間前後。2回行われたテレカンが不発に終わり(関係弁護士が誰一人、なにをすればいいのかわからなかった)、今日3回目のテレカン。19時スタート。

NI先生が事前に何度も質問メールを送ってくださっていたこともあり、やっとぼんやりとリサーチ内容が見えてきた。それが前出の薬事法改正とペナルティーの関係だったんだけど。

テレカン終了間際、黙っていられなくなり、いきなり
「May I ask you one question?」。
言ってしまった自分がびっくりした。

後には引けず、クライアントはこのリサーチを受けて何をしたいのか質問、向こうの弁護士は「あんた誰?」とびっくりしていたものの、親切に回答してくれた。

「じゃあ、頑張りましょう。」とのNI先生の声を背にとぼとぼ自分の席に帰ると、ちょうど仕事を終えたらしい担当のNA先生とM先生がいらっしゃり、私がテレカンに出ていたと言ったら驚いていらした。
「ちょっと出世したんですよ。」と言って3人で笑う。

2,3つの秘書業務を片付け、事務所を出たのは21時。

手には未読の英語の資料、ずっしりと疲れて、「サマーパーティーは欠席にしておいて良かった。」、と帰途についた。

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2007年06月21日

丸ビルで秘書 - 逆マーフィーの法則にしてやられた。

6/2に別のところで逆マーフィーの法則について書いた。以下はその引用。

−−−−−−−−−−−
私には逆マーフィーの法則(俗称まーたんの法則)というのがある。
駅に行くと十中八九自分が行きたい方の電車が先に来る、という法則である。
(ちなみに同居人にはマーフィーの法則がそのまま適用され、必ず反対側の電車が先に来るそうだ。)

水曜日、朝4時に起きた私はのんびりとブログを書いたり、DVD整理をしたり。
そして7時頃朝食を食べ、気持ちよく横になり寝入ってしまった。

8:00、8:15と目覚ましが鳴るも、「もうあらかた準備できているし、8:30の目覚ましで起きればいいや。」と、うとうと。

いつも8:30には同居人の携帯が鳴る、と思いこんでいた、そしたら鳴らなかった〜。

8:45目覚める。「わー、家出る時間じゃん!」と騒ぎつつ、8:50には家を出る。
「電車遅れていないかな。」などと都合の良いことを考え、駅に着くと、なんと、珍しく総武線まで遅れている。

まーたんの法則恐るべし。

遅延証明出るなあと安心しつつ、事務所に向かうも、結局9:30ジャストにタイムカードを押せた。

うーん、こんなことで運を使っている私。ちなみに、宝くじなどはまともに当たったことありません。
−−−−−−−−−−−

この逆マーフィーの法則は割と有効であり、今週も6/18の月曜日、寝坊していつもより10分遅く家を出た私は中央線の遅延による遅延証明に助けられた。

しかし。
しっぺ返しというか恩を仇で返すというか?運の尽きというか。
逆マーフィーの法則はこんな仕返しをしてくれた。

6/14の日記で書いたとおり、私は秘書業務をはずれ、パラリーガルのお仕事を少し手伝う予定になっていた。

ところが引き継ぎをしていた新人の秘書さんが家庭の事情でしばらく出勤できなくなったとのこと。

当然、秘書のお仕事は引き継げず、自分でやらなければならない。

こんな時に限ってパラのお仕事は急ぎの期限つきだったりする。
そんな時に限って先生からは急ぎの製本とか簡単な翻訳とかの秘書のお仕事も頼まれる。

幸い先生も気を遣って、OAの人に「仕事が集中しているようですので適宜割り振ってください。」と連絡してくださり、別の秘書さんがhelpしてくれたのではあるが、弁護士に引き渡す前の最終的なチェックは自分でやらなければならない。

うーん。

と、四苦八苦しているところにさらなる打撃が。

M先生ダウン。
クライアントからの電話が何本も入り、先生はメールチェックもしていないし、どうしちゃったの???と心配していたところに「体利かなくなりました。事務所には行けません。」と連絡が入る。

連日12時過ぎてまでのお仕事でさすがに若いM先生も参ってしまったらしい。

それでも自宅でメールチェックをし、電話も折り返すとのこと。結局この日もご自宅で12時過ぎまでお仕事をされていた。

話がそれてしまったが、先生がいらっしゃらなくて何が大変かというと、連絡の取り次ぎ、それとリモートコントロールで書類を打ち直してとか、書類の日付を見てきて、などと仕事を頼まれることですな。

まあそんな訳で私は疲れ切ってしまい、今日行く予定だった病院にも行けず、ふらふらになって、せっかくの明日の「広尾の超おしゃれなレストランで開かれるサマーパーティー」もキャンセルしてしまった。

日々の秘書業務は全く手をつけていないし。
あとが怖い。ぶるぶる。


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2007年06月19日

丸ビルで秘書 - 健康食品、特保

パラリーガルのお仕事第1弾は、日本に健康食品を輸出したい会社のための、日本の食品等の基準の調査レポート作成であった。

特に公開しても問題のない内容であるし、根拠条文も載せてあってそれなりに面白いと思うので、ここに書き込もうと思ったのだが、せっかく作ったレジュメを事務所においてきてしまったので、後日UPすることにする。
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2007年06月14日

丸ビルで秘書 - パラのお仕事。

さて、6/8の日記の通り、先週一週間休んだ私は実は担当弁護士を一人外されることになっていた。

残念ではあったが、「あなたには他にできることがいろいろあるから、秘書をはずれても頑張って続けてほしい。」と言われ、とりあえず業務がわかりやすい方の弁護士M先生の分を新人の秘書さんに引き継いでいたのである。

それが僥倖した。

今日、午前中OAの人に「午後から翻訳を手伝ってほしい。」と言われた。
喜んだり心配したりしている最中に事務所のマネージングパートナー(一番偉い弁護士)に呼ばれた。
見当もつかず、部屋に入っていくと、「あなた、理系だよね。大学で何を研究した?ベンゼンとか、わかる?」。
「研究のテーマではありませんが、普通に有機化学は勉強しました。」
「じゃあ、L先生の仕事を手伝ってくれないか?」

工場買収の際に大気汚染、土壌汚染、ダイオキシン汚染などの調査レポートがあがってくる。それを解読するのをアシストしてほしいというのである。

確かに文系の人には物質名とか化学式とか単位とか、ぴんと来ない部分も多いだろう。
大学卒業以来眠っていた私の知識が少しでもお役に立つなら、と引き受けた。

昼休み。
ご飯を食べながら「N先生(マネージングパートナー)の部屋デビューしちゃった。」と話していたら、OAにまたN先生の部屋に来るようにと呼ばれた。

さっきの件かな〜?と思いながら部屋に行くと、
「実は・・・。」と切り出された。
薬事法に詳しいパラリーガルさんが今週末で退職する。ついては薬事、健康食品等の分野で彼女の仕事を引き継いでみないか?とのこと。

私につとまるかなあと不安を抱えつつも、パラリーガルのお仕事ができる!と喜びを覚え、それを押し殺しつつ、
「私などでよろしければ・・・。」と平身低頭に答えた私に、
「じゃあ、午後から打ち合わせやるから。」

ふおー、早速お仕事ですかあ?

午後、N先生と実際仕事を担当するNI先生、パラのnさんと打ち合わせ。
N先生が二人に私の経歴を話してくれて(実は私はほとんどの弁護士と同じ大学卒だったりする)、二人がびっくりし、N先生に来ていた海外の事務所からの依頼メールを転送され、意外に早くパラリーガルのお仕事が始まった。

どうなることやら、乞うご期待。
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2007年06月01日

丸ビルで秘書 - 負の遺産

さて一週間も無事終わった。
今週やっていたことは、負の遺産の整理である。

私が担当しているのはN先生とY先生、Y先生はまだ2年目であるが、秘書は私で3人目である。

秘書が変わるとそれなりに不自由なこともあるだろうと思っていたのだが、思いがけない負の遺産が待ち受けていたのは私だった。

引き継ぎの時、聞いていた気がする。「前の秘書さんがメインファイルをちゃんと作っていなかったから・・・。」

メインファイル、案件ごとのメール、その他通信のやりとりを一つのファイルにまとめたもの、普段はめったに使われることはないが、何かあったときの記録として重要な役割を果たす。

それとe-mail library、e-mailを案件ごとに分類してサーバーに保存したもの。

この二つが事務所として持つ、案件の主な記録先となる。通常の秘書の主な業務がメインファイルとe-mail libraryの作成である。

先週来、メインファイル、e-mail libraryがきちんと作成されていない案件がぼこぼこと出てきた。

昨日書いたように、私が行う業務として、今動いている案件の管理のほか翻訳がある。

だから過去の案件は後回しにしていたのであるが、今週、覚悟を決めて取りかかった。
とりあえず、比較的わかりやすい、某外資証券がらみのファイルから取りかかる。
うーん、ない。

メインファイルはとびとびだし、e-mail libraryに至っては空っぽである。
いいのかこれで???と思いつつ地道な作業に取りかかる。
過去の先生のメールボックスを一つ一つ検索し、一時作業所として作ったtemporaryにコピー。メインファイルと実際のメールをつきあわせて行く。足りないものはプリントアウトし、メインファイルに追加。

創造性のない、と言ってしまえばそれまでだが、こういう地道な作業が事務所を支えているんだろうと納得しつつ、ひたすら検索、突き合わせ、プリントアウト、ファイリング、e-mail libraryへの保存を繰り返す。
本当に、ひたすら地道な作業である。

どこの企業でもそうだが、クローズした案件の管理は実は進行中の案件の管理よりもやっかいだ(と思う)。
前職の金融機関でも最長35年という期間で金銭を貸し付けるため、とてつもなく古い案件ファイルが紙もぼろぼろになって残っていたりする。
そしてだいたい事務所内ではスペースが取れないため、外部の倉庫に預けていたりする。
そういう案件が、たとえば不良債権として持ち上がった際、まず貸し付けた当時のファイル探しから始まる。

冗談のような笑えない話であるが、その金融機関では一冊のファイルが本棚の後ろに落ちて見えなくなってしまっていたため、何億という金銭が時効を迎えてしまった、ということもある。

まあそんなわけで、過去案件とはいえおろそかに出来ないということを身をもって知らされた、疲れる一週間であった。
ラベル:秘書 丸ビル
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2007年05月31日

丸ビルで秘書 - 翻訳の仕事

私が勤務しているのは外国法共同事業弁護士事務所である。
だからかどうかわからないが、弁護士がニューヨーク州の弁護士資格を持っていたり、若い先生が米国のロースクールに留学したりする。

私の履歴書は英語が出来るように見える。
10年以上前にとった英検準1級。最近のオンラインTOEIC模試の結果、840点。大学受験時は英語が武器。

でも、実際に英語を使って仕事をしていない私にとっては英語は使えるものではない。
英語の電話を受けて、あわてふためいて対応したり、外国人のビジターに話しかけられないよう、通り道を変えたり、情けない。

そんな私になぜか翻訳の仕事が降ってくるようになった。
不動産をファンド化したときの、匿名組合契約の英訳。
といっても正確には以前他の人がやった英文契約書を所々修正していけばいいだけのことである。
といっても所々ない頭をひねって英文を作らなくてはいけないところもある。

不動産売買契約?信託受益権譲渡契約?
過去の英訳例を見ながらひねり出す。

一回目の結果がそれほど悪いものではなかったようで、順次英訳を頼まれるようになった。

秘書の仕事はだいたいは注意力や気配りは必要だが、そんなに頭を使うものではない。そんな中で英訳の仕事はなんというか、アクセントというか、メリハリを与えてくれる。


ところが。
今朝、もう一人の先生から、短くはあるが一からの英訳を頼まれそうになった。クライアントからの依頼内容を英訳してロンドンに送ってほしいというのである。

「正常債権、意味わかる? 回収ってわかる?」
「わかります(だって10年も金融機関にいたんだから)。」
「英語では回収はcollection、ちがう、そこrじゃなくてl。債権はなんたらかんたら。」

あわててメモをとる私を先生はふふっと鼻で笑った。
「英語、苦手?」

結局米国の大学を卒業している別の若い先生に頼むことにしたのだが、うーん、悔しい。

隣の席の秘書さんは「これ英語にして。」とこともなげに頼まれている。だって彼女は留学していたし。

英語は日々の努力だとはわかっている。
英文契約書をもっと読まないといけないなと思う。
オンライン英会話englishtownも登録してフルタイムになる前は毎日やっていたけど。

今はまだそこまで余裕ないです。

−−−−−−−−−−−
便利なサイト
日本の国内法の英訳

http://homepage2.nifty.com/paper/lawcollection.htm
ラベル:秘書 丸ビル 翻訳
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2007年05月18日

丸ビルで秘書 - 飲み会しながら弁護士考

ロースクールに半年ほど通っていた。
御茶ノ水にある、駿河台大学法科大学院である。

当時はうつ病がひどく、満足に授業に出席することが出来ずに、半年で中退した。

それでも予備校とは違う、基本書や判例の重要性、調べ方などを学ぶことができ良かったと思っている。

気の合う友人とは今でもときたま連絡を取り合っている。
その中でも出身大学が同じ、歳が同じ、また同じく理系であったかがやんとはなにかと気があい、よく喫煙所でたわいない話を、そしてたまには勉強の仕方など話していた。

そんな彼が「たまには飲み会しようぜ。」と誘ってくれた。
御茶ノ水の焼鳥屋に集まったのは長老属、OさんとUさん、学籍番号が並んでいて仲の良かったHちゃん、お初にお目にかかるEさん、それにY君までも駆けつけてくれた。

ロースクール未習コース1年生で出会った彼らももう3年生。
思い出話に花が咲き、盛り上がって彼らが今受けている授業の様子などを話してくれる。

そうそう、うちの学年はやたらとカップル成立率が高かったらしい。
年下ながら法学部出身で頭が良く、尊敬していた同じ大学の後輩、G君に彼女ができ、めろめろになっている話などもおもしろおかしく聞かせてくれた。

話を聞きながら、今の仕事で接している弁護士のことなどを考えていた。

実は私も弁護士になりたいと思っていた、正確には今でも少し思っている。
でも無理だろうなあと思う、その一番の理由は体力である。

ロースクールの彼らも朝から晩まで必死で勉強している。
弁護士もメールをチェックすると深夜、時には朝まで仕事をしていて、次の日は朝10時ぐらいには出勤する、そんなことはざらにある。

単純作業ならまだいい(かえって眠くなるかもしれないが)。
弁護士がやっているのは、下手すれば億単位の金が動く、契約の検討だったりする。
寝不足、頭をフル回転させる仕事、そんなことが毎日続く。

自分はどうだった?
睡眠時間3時間、ほぼ一日使い物にならず。
5時間、夕方には使い物にならず、へとへとになって家に帰り、お布団の上に直行、食欲もなく23時過ぎにやっと少し回復して夕食、というありさま。

昔からそうだ。大学受験の頃にも平均睡眠時間8時間はキープしていた(それはそれで驚かれるのだが)。

SPA!だったか、平均時給の実情、という特集をやっていて、弁護士の平均時給が約1000円と出ていた。

もちろん今いる弁護士事務所は外国法共同事業事務所であるから、先生方はもっともらっていらっしゃるに違いないのだが、体力的にきついことには変わりない。

女性の弁護士であってもそれは同じだ。

勉強は自分のペースでやればいいから出来るかもしれない。
運良く試験に受かることだってあるかもしれない(新司法試験は無理かな)。
でも私には仕事は続けられないだろう。

軽いあきらめと共にそんなことを考えた。









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2007年04月27日

丸ビルで秘書 - やっと1週間。 

やっと金曜日。
なんとか1週間乗り切った。

うつ病で不眠症で、眠るために眠剤と精神安定剤を使用している私にとって、「朝起きる。」ということは、実はとても不安なことだったりする。
(+低血圧っていうのもあったなあ。)

大まかな仕事の流れはわかっているものの、事務所特有の書式の作り方とか、ファイリングの仕方とか、サーバー上でのデータ管理とか、毎日覚えることだらけ。

加えて新しい環境で緊張の連続。お忙しい弁護士には特に気を遣わなくてはならない。

今日でMさんはいったん会社は終わり、産休に入る。
20時過ぎまで細かい引き継ぎを受けた。

面白いことがあった。
弁護士が当番弁護*でタイ人の被疑者と接見した。
そのときにタイ語の出来る通訳人がついたのだが、その通訳の方もどうもタイ人だったらしい。
その彼女から電話がかかってきた。
Mさんが電話を取り、初めは普通に日本語で話していたが、どうも変。
と思ったとたん、Mさんがタイ人に化けた!

聞いたことのない言葉がぺらぺらとMさんの口からあふれ、発音も鼻にかかったような感じ。鼻濁音っていうのかしら?
会話は弾んでいるようで、笑ったりしている。頻繁に「カー。」という言葉が出てくる(タイ語でそうね、とか、はい、という意味)。

口をぽかんと開けるとはまさにこのこと。
開いた口のままMさんを見ていた。

あとで聞けばMさんは東京外語大のタイ語学科卒業とのこと。
前職ではタイ大使館に勤務していたこともあるそうだ。

相手の通訳者は驚いていたらしい、「あなた何者?」と聞かれた、といってMさんは笑っていた。
そりゃそうだろうなあ。

疲れに疲れた1週間だったが、最後にいいものを見せてもらった。

一緒に丸ノ内線の改札まで帰り、いろいろな話をした。
1週間だったが大変お世話になった。
「(産休)ゆっくりのんびりしてください。」といって別れた。

そのあと私は同居人のでているライブを見に行ったが、その話はまた明日。

−−−−−−−−−−−

*当番弁護とは?
起訴前の段階で、捜査機関が被疑者の身柄を勾留請求し、勾留がなされた場合に、被疑者に対し、その日の当番の弁護士が出向き、初回を無料で接見するもので、被疑者に対してさまざまな助言をし、権利を守り、不当な起訴をされないために活動をする。
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2007年04月23日

丸ビルで秘書 - 初日。  

調子戻らず、仕事の初日を迎える。
スーツを着ていく。

金曜日に派遣会社に手続きに行くはずだったのに、行けなかったため、朝9:00に丸ビル1Fで派遣会社の人と待ち合わせ。
身分証明、銀行口座、タイムシートの書き方など一通り説明を受ける。
まあ、派遣は3回目だからわかってるんだけどね・・・。

今度の派遣はとりあえず産休に入る秘書さんの代用ということだが、能力次第では正社員登用も考えてくれるとのこと。

事務所につくと、穏やかそうな、おなかの大きくなった秘書のMさんが早速引き継ぎを始めてくれた。

クライアントマター番号、ドキュメントの管理、クライアントチャージなど、意外と前のナイトセクレタリー時代の知識が役に立つ。
それでも担当弁護士のメールの管理など、新しい仕事もある。弁護士のメールボックスを常にチェックしておくように、と言う指示には驚いた。
弁護士にだってプライバシーがあるのに、という気がしない訳でもないが、弁護士がどういう案件に関わっていてそれがどういうステータスにあるのかということは、常に把握しておかなければならないらしい。

とりあえず波乱なく、初日終了。
今の時点では面白い仕事なのかどうかは不明、というか判断保留。
ラベル:秘書
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2007年04月18日

丸ビルで、秘書。

外国法共同事業の弁護士事務所への派遣が決まった。

前職の不動産アセットマネジメント会社を辞めて3週間。あっという間の転職活動だった。

外弁での秘書は以前半年ほどナイトセクレタリーをしていた経験があるが、昼間の秘書の経験はなかったため、派遣会社の人も「ちょっと難しいかもしれません。」とのこと。

それでも書類選考は通り、面接へ。
実直で優しそうなオフィスアドミの男性と、きれいで頭の良さそうなマーケティングの女性に会う。
話は和やかに進む。
「これだけの経歴があるのに、秘書はもったいないんじゃないの?」
「簡単すぎてつまらないと思うかもしれないわよ。」
と、さんざん持ち上げられるものの、
闘病中の身としては、口には出せないものの、体に無理のかからない仕事がいい。

なんとか前向きに意思を伝えたところ、
「じゃあ、やってみる?」

決まったら派遣会社を通して連絡するとのことで、その場をあとにしたのであるが、東京駅から東中野に着いたとたん、連絡がきた。
「採用だそうです。」

友達によると、早い決定は企業が採用したがっていることを意味するらしい。


うつ病で朝起きれないことが多く、また夜仕事をしている同居人との生活パターンの違いからも、朝からの仕事には不安がある。

でも法律に関わっていたい。
だから頑張ってみようと思う。
ラベル:秘書
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